【チーム論の落とし穴】

昨日、地元のとある経営者勉強会で

「人材育成」について議論する場面がありました。

参考図書もあり、みんなで読み込み意見を言う場で

思ったことを侃侃諤諤と議論する楽しい場です。

参考図書にあった内容はラグビーチームの監督が

チームを運営する上で何を気をつけているか?

と言う内容でした。

その中では、

「対話を持って能力を引き出す

お互いの意見をぶつけ合いながら最善を作るを

念頭にチーム運営を行なっている」

もちろん意見は概ね賛成なんですが、

これも「前提条件」が必要なのではないかと

感じます。

前提条件とは「チームのレベル」です。

ラグビーのプロチームは

全国の優れたトップ選手の集団です。

そういう高いスキルを持った人間のみの

集団は対話で引き出せるものが多いと思います。

しかし、これを会社に置き換えると

ベテランから新入社員までと

スキルのレベルが大きくバラついています。

知識量の少ない新入社員は、

聞いても「そもそも引き出しがない」ので

引き出しようがありません。

なので、手取り足取り教えてあげるが

まずその段階でのすべきことになります。

経験豊富なベテランは、経験や先輩からの

教育などにより、1言えば5理解できるような

知識量を持っています。

なので、素材の組み合わせや切り口を変えて

質問してあげるだけで答えに辿り着きます。

所謂、コーチングとは一定水準の知識があって

レバレッジが効いてくるのです。

(新入社員へのコーチングもありますが)

なので一概にプロチームのチーム論を使おうと

考えても前提条件を念頭に置かないと機能が

弱くなる、遅くなります。

相手のスキルを見て、育て方を考えましょう。

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